希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名杉久武(公明党)
2021年3月16日
委員会名参議院 国土交通委員会
「残りの時間で雪の問題をやりたいと思います。今年の雪の被害、特に積雪による大規模車両滞留について確認をいたしますが、昨年の十二月二十二日の本委員会の閉会中審査におきまして、関越道における雪による大規模車両滞留について私からこの場で厳しく指摘をさせていただきましたが、私の質疑から四日後の十二月二十六日には、赤羽大臣には早くも新潟県を訪問され、車両滞留の再発防止に向けて迅速な対応をいただきました。赤羽大臣の陣頭指揮に心から感謝申し上げたいと思います。しかしながら、それから一月もたたない本年一月七日から十一日にかけまして、大雪の影響で、今度は北陸を中心に高速道路や一般道で立ち往生が発生しました。中でも、北陸自動車道では、福井県内の複数箇所で立ち往生が発生し、約千六百台の車が巻き込まれる事態となり、先般の質疑で私が警告した大規模車両滞留が再び発生をしてしまったわけであります。大臣も十二日の記者会見で謝罪をされておりましたが、これは、大臣が頭を下げるというよりも、NEXCO中日本の対応こそ私は責められるべきだというふうに思います。三年前の教訓を何一つ生かすことなく、組織的に危機意識がない上に責任の所在の曖昧なNEXCO中日本の企業体質は人災とも言うべきであり、言語道断であると厳しく指摘をせざるを得ないというふうに思います。その上で一つ指摘をしておく必要があるのが、三年前の福井豪雪を契機に設けられた車両のチェーン装着規制についてであります。今回は大雪特別警報などの基準を満たさなかったことからチェーン規制は掛けられませんでしたけれども、そもそも、チェーン規制を始めて以降、大雪特別警報自体が全国で一度も発表されておりませんので、チェーン規制の前提そのものが根底から揺らいでいるんではないかというように危惧をしております。そこで、国土交通省に確認をいたしますが、今回の大規模車両滞留の発生について、その原因をどのように分析をしているのか、また、国交省では大規模車両滞留の再発防止に向けた検証作業を行っていますが、その進捗状況を伺うとともに、チェーン装着規制の基準の見直しについて、国土交通省の見解を伺いたいと思います。」