希望日本研究所とは、「希望あふれる日本」にするためには何をすべきかを常に考え、提言し、実行していく場所です。

希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名斎藤健(自由民主党)

2020年11月25日

委員会名衆議院 予算委員会


「次に、地球温暖化について御質問します。菅総理が二〇五〇年カーボンフリーを表明されたこと、私、これは高く評価したいと思っています。高い目標を掲げるということは大変大事でありまして、高い目標が決まるとそこに向けて新しい動きがいろいろ起こってくるということがありますので、また、新しい知恵も生まれてくると思いますので、ぜひこの高い目標を徹底的に追求していきたいと思っています。ただ、この問題を捉えるときにどうしても忘れてはいけないのは、この問題を何としても成長の機会につなげていかなくてはいけないということであります。私は、諸外国を見ますと、自分もこの件で交渉したこともありますし、留学時代はグローバルウオーミングのロールプレーというのをほかの国の人たちと現にやったりしたことがありましたが、そこで気づきましたのは、温暖化のためと言いながら、実は自分の国の競争力、経済や産業を、いかに相手を打ち負かしてやろうかというのが裏に根強く存在している問題なんですね。それで、先んじて経済、産業で優位な地位をとろうというもくろみも実は物すごく強く持ちながら世界は取り組んでいるという点は、どんなに強調しても強調し過ぎることはないと思っています。アメリカもヨーロッパも中国もです。時間の問題なので二つだけ例を挙げたいと思いますが、まず水素ですけれども、これは温暖化対策の切り札の一つだと思いますけれども、このところ、世界の競争は激化しています。過去一年で、多くの国が水素戦略を続々と発表をしてきています。日本では、被災地である福島県の浪江で、福島水素エネルギー研究フィールドということで、太陽光発電で電気をつくって水を分解して水素を製造する、こういう実証設備が十メガワット規模でもう動き始めています。これは、現状においては世界最大級の実証設備でありますが、私も被災地を応援する観点からこれはすばらしいプロジェクトだと思っていますが、しかしながら、ヨーロッパはこれにどう取り組んでいくかというと、実は二〇三〇年までに四十ギガワットの製造能力というのを目指して真剣に取り組んでいます。これは、何と、浪江の水素製造能力の四千倍に当たります。この目標を掲げて水素について本気で取り組んで、この水素で世界をある意味席巻してやろうという意図が恐らくあると思います。もう一つは電気自動車ですけれども、これはもう御多分に漏れず、アメリカの電気自動車メーカーのテスラは躍進を続けて、時価総額でいえばトヨタを始めとする日本メーカー七社全部足し合わせたものを既に上回っています。中国もヨーロッパも、大胆な環境規制と思い切った助成で、すさまじい勢いで自動車分野の脱炭素化を推進しているわけであります。もうトヨタでさえうかうかできない状況だと思っています。期待の洋上風力も、技術はほとんどデンマークを始めとするヨーロッパに席巻をされているというのが現状であります。そう考えますと、この二〇五〇年に向けて日本が取り組むときに、産業分野でどのくらい日本が頑張るかというのは今後の日本の成長に極めて大きな、やられるかやるかという、そのくらいの大きな戦略だと思っていますので、期待をしているわけですけれども、今回質問するに当たりまして、少し経産省の人と若干のやりとりがありましたけれども、確かにペーパーはいいのを書いてきているけれども、本当に気合いが入っているかというところが若干疑問に思いました。ですから、これは本当に日本にとって、成長にとって正念場だという認識で、ぜひ大臣の陣頭指揮で、この二〇五〇年に向けての産業面での躍進、どのようにお考えになっているか、お聞かせいただけたらと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

戻る