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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

発言の詳細を表示します。


議員名大野元裕(国民民主党)

2019年6月18日

委員会名参議院 外交防衛委員会


「今回のイラン訪問等、お疲れさまでございました。今回のイラン訪問で、イラン側の要人にお会いになられたこと、またアメリカを含む国際社会のメッセージ等を伝達したこと以外に、総理、外務大臣のイラン訪問の具体的な成果というのは何だったんでしょうか、教えてください。」 「最後のコミュニケーションの維持、これは同意です。それから、その緊張緩和については、様々な報道ではそのときにタンカーがやられたとかあるいは時間稼ぎされたとか、そういった非常にアイロニーに富んだ報道がありますが、私も一遍では確かに緊張緩和しないと思います。そこについてはまだ多としますが、ただ、核兵器を製造しないということ、追求しないということを明確に引き出したという御答弁がありましたけれども、それは私、余りにもちょっとミスリーディングではないかと思っています。というのは、多少なりともイランに接したことがある方であれば、多分、岡局長も聞いたことがあると思いますけれども、イラン革命の直後、一九七九年、ホメイニ師自身がそれまでシャーの政権の下で行われていたテヘランでの核の施設を自ら暴露して、そして大量破壊兵器、特に核兵器については非戦闘員を巻き込むのでイスラム法上禁止されているというふうに明確に述べていて、その後、イランにおいては核兵器の製造は国是として反対されているというふうに私は理解をしており、つまり、日本に来たどこか外国の方が、要人が、日本の政府が核兵器は製造しませんと言ったことがあるとして、それが明確に引き出したと、何十回、何百回も使い古したことを引き出したにすぎないので、私はそのことについては、申し上げられるのは、余りにもミスリーディングだし、逆にイランをばかにしているというふうに私は思います。実は、イランでは、もう一つだけ申し上げますが、三月にライーシ司法長官が、強硬派が任命されていますけれども、イランでは両方のバランス、ロウハニとかザリーフのような穏健派と強硬派が両方いて、強硬派に向けて確かにしゃべらないところがいけない、あるところは事実ですから、そこは我々から見たら、実りが多いというよりも、どちらかというと挑発的な、アメリカに対して挑発的なものがあるとは思いますが、しかし、その間をきちんとかき分けていくことが今回の勇気あるイラン訪問の私は成果になるのではないかと思っています。だから、期待を込めて改めて申し上げますけれども、こういったことをわざわざ違うことというか、今まで使い古されたことを成果として述べるよりも、きちんとしたきめ細かい、そして恐らく、分かりませんが、シャトル外交のような粘り強い外交をしないと私は日本のイランに対する、世界に対するレバレッジというのは失われると思っています。その意味で、これは前向きな意味で申し上げるんですけれども、是非、そういった形ですぐに結果を求めるのではなくて、イランと特にやるということであれば、是非とも粘り強い外交を外務大臣としてお願いをしたいと思いますが、是非コメントをお願いいたします。」 「防衛計画の大綱及び中期防衛計画に関する議論というのは、私も、極めて速いスピードで変化する我が国を取り巻く安全保障環境に鑑みれば、極めて重要だと思っています。その意味では、与野党の立場を乗り越えて議論するべき点も多いと思われますところ、是非大臣には御自身のお言葉で御答弁をいただきたいと思っています。まず最初に、中国の軍事力の拡張についてお伺いをいたします。平成三十年度版の防衛白書においては、中国海空軍などの活動目標の第一には、中国の領土、領海及び領空を防衛するために、可能な限り遠方の海空域で敵の作戦を阻止することとあります。また、海洋権益の確保も目的として挙げています。そしてその上で、この点について大綱では、今回の大綱では、周辺地域への他国の軍事力の接近、展開を阻止し、当該地域での軍事活動を阻害する軍事能力、いわゆる接近阻止、領域拒否、A2AD能力の強化という形で取り上げておられます。さて、その大綱で言う中国が考えるところの接近、展開を阻止する周辺地域というのはどこだというふうにお考えなんでしょうか。これが想定できなければ我が方の対応の仕方も当然できないと、しようもないと考えられますけど、大臣の御見解を問います。」 「実は、そこのところを防衛の大綱は私はきちんと説明をするべきではないかと以前から思っています。というのは、先ほどの小西先生との議論もそうなんですけれども、例えば我が国に対する直接の攻撃、これはとても分かりやすい話ですよね。この中国がA2AD能力を拡大させていること、太平洋側に中国軍が頻繁に出て第一列島線を越えること、これ自体は何ら国際法も違反ではないし、我が国の領域、領土、領海に対する直接の攻撃を構成してはいません、そうですよね。しかしながら、これを脅威として見る、特に、例えばアメリカのペンス大統領などは中国の目標について、西太平洋、太平洋の西側部分からアメリカを追い出して、同盟国をアメリカが助けに来るのを阻もうとしているというふうな言い方で書いてあります。まだそこまでの私、能力はないと思いますけれども、しかし、実際の我が国に対する攻撃ではないけれども、今あるいは直近の近い未来にそういった脅威があり得るということを想定をしながら議論をするのであれば、防衛の大綱もそこをきちんと国民に議論をしないと、分かりやすい直接の攻撃以外のところですから、分かりにくいんだと思うんです。つまり、例えば我が国が、例えば中国が第一列島線を越えて大きな影響力を保持し、そして国際秩序、中国が言うところの国際秩序をそこで押し付ける場合には、当然我が国との衝突って想定し得るんだと私は思います。そういった動き、つまり我が国への直接の脅威じゃないけれども、そういった動きに対抗する措置について国民への説明は十分だというふうにお考えでしょうか。」 「いや、私、理解しています。理解しているから言っているんです。その我が国に対する直接の攻撃以外のところの部分についてどういう解釈を許してしまうかによっては、先ほど小西先生との議論聞いていても、私は実はそこの辺は感じたところなんです。だからこそ、脅威は確かにそのとおり。だからといって、きちんとした法的な基礎がないといけないという議論に今度なってしまいますから、そこで擦れ違いが出てしまうし、国民にはきちんと説明しろというのはそういうことなんです。今大臣がスタンドオフ能力の話云々とされましたが、例えば先般、六月の十日ですか、中国の海軍の空母群と呼べばいいんでしょうか、これが沖宮間、沖縄と宮古の間を通過して太平洋に至りました。これについてもそうですが、民主党政権時代にも沖宮間に実は暫定的に地対艦ミサイル配備したことがあります。これは中国の野心を牽制するものというふうに当時報道等では言われました。今回の大綱においても、島嶼部に対する侵攻に対処し得るよう、地対艦誘導弾部隊及び島嶼防御用高速滑空弾部隊を保持すると書いてあるんです。これ、それは確かに島嶼防衛用なんだろうというところもありますが、これ海峡間でも使えますよね。海峡間でも、海峡においても通峡するその脅威に対しても使えるものですよね。だとすると、私は、こういうところは島嶼防衛用などとわざわざ書くのではなくて、きちんと必要な防衛の発想というものは書いた上で説明をしていかないと、いきなりそれが必要になったときに、いや、実はあれ島嶼防衛用ではなかったんですと、そういう状況ではいけないので、私は、防衛の大綱ではきちんと、脅威の想定をしたならばそれに対して対抗する手段としてこういったものがありますということは明確に言っておかないと、後々また国会の議論だけではなくて国民から信頼を失うと思いますが、いかがでしょうか。」 「まあそれはちょっとおいておいて先に進ませていただきますけれども、先ほどの中国海軍の空母群、沖宮間の越境は既に三回目と理解をしています。これまで中国の遼寧を含む艦艇については、燃費を含むエンジンの問題というのはこれまで何度も指摘をされてきました。特に、給油艦、補給艦の速度が遅いので、彼らの活動範囲というのは極めて限られていると私も理解してきたし、そういうふうにこれまでも説明されてきました。ところが、今回、フユ型の高速戦闘支援艦というんでしょうか、が随行をした。これは初めてのことだと理解しています。そうだとすると、今回のフユ型の高速支援艦の随行によって、中国部隊の太平洋における作戦行動の範囲というのは大きく拡大したことになるんでしょうか。そうだとすると、我が国はそれに対してどのように対抗するんでしょうか、教えてください。」 「その上で、今度は自衛隊の救命救急について、この件については私、何度も取り上げさせていただいております。今回の大綱、中期防においては、第一線から最終後送地までのシームレスな医療体制の整備、必要な衛生資材の備蓄等が明示されたことについては、やっとこれ自衛隊員の命にもう一歩進んだなという思いがあって、ここは評価をさせていただきます。その一方で、南西地域における自衛隊の衛生機能は強化を重視するという記述がありました。ならば、なぜこれまで九州の自衛隊病院はスクラップ・アンド・ビルドの名の下に機能を縮小されてきているんでしょうか。また、これからもされるんでしょうか。鹿児島以南の南西地域、南西地域を重視するならば、後送地域に当たる九州の医療体制の整備は不可欠なんじゃないんですか。また、東アジアの有事があった場合にも、九州の後方としての役割、私はとても大事だと思っていますけれども、これ、大臣、見直す気はありませんか。スクラップ・アンド・ビルドはいいんですけれども、この地域が特にと書いているんであれば、九州の病院機能については是非見直していただけないでしょうか。」 「最後に、時間がないので、イージスの話、先生方皆さんされておられますけれども、私からも質問をさせていただきます。本会議において、私の同僚の川合議員から、イージス・アショアが配備されればロシアによる攻撃対象になるのではないかとの議論がありました。あのとき、私は総理、当時の御答弁は、回答されていないと思っています。というのは、何を聞いたかというと、ロシアの攻撃対象とならないのだと考えるのであればその根拠を示してくれというふうに申し上げたんです。なぜならば、私の質問で、予算委員会で、防衛省は、イージス・アショアを構成するMK41は、ロシア側の主張、攻撃対象になるということの主張に、MK41自体がそれが該当することは認められておられます。プーチン大統領も、そのミサイル発射システムを領土内に展開する国がある場合には攻撃対象にすると明言しています。そこで伺いたいんですが、改めて伺いますけれども、このシステムを展開しても、我が国領土に、攻撃対象とならないとロシアが理解している根拠を示してください。」 「時間がないので、私なりの理解で申し上げれば、今のところまだロシア側はそれを納得していない、だからこそ必要があれば専門家を交えた協議をしよう、これからやりましょうと、こういう話なんだというふうに理解をさせていただきました。そうだとすると、こういったまだ陸上配備にはリスクがあります。それから、先ほど宇都委員との議論の中でありましたけれども、レーダーの問題、まだまだあります。仮にLMSSRレーダーが配備されたとしても、我が国以外の国々にこれ多分行かないと思うので、スペアパーツ等高価になると私は理解をするし、能力についてもまだクエスチョンマークがあると私は理解をしています。そうだとすると、まだ今のところ海外に売っていませんけれども、SPY6レーダーとかほかにも選択肢があって、時間的余裕もあり、なおかつ政治的なリスク、攻撃されるリスクもあるということであれば、一旦立ち止まって考えた方がいいのではないですか。また、これを海上に置くべきではないかと川合さんおっしゃいましたけれども、そうなった場合には、CEC能力、中国の巡航ミサイルとかですね、に対する対応能力も含めて、IAMD化等も図られると思いますし、一度これ立ち止まるべきではないか。その上で、冷静に判断をして、最適でそして最も安心ができ、なおかつ隣国の理解も得ながら我が国の防衛能力の向上ができるような体制に努めるべきではないかと思いますが、大臣、コメントをお願いいたします。」


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