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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

発言の詳細を表示します。


議員名朝日健太郎(自由民主党)

2019年11月28日

委員会名参議院  国土交通委員会


「それでは、質問に入ります。まず、国際基幹航路の取組について伺います。私の選挙区の東京都は、国際コンテナ戦略港湾である京浜港の一角、東京港を抱えております。国際コンテナ戦略港湾政策の大きな目的は、国際基幹航路の我が国への寄港回数を維持拡大することであります。この政策をしっかり進めることで企業の立地環境を改善し、産業の国際競争力強化の観点でも重要であると認識しています。我が国の輸出入の九八%が港で行われている現状からも大変大きな意味を持つと認識をしています。もちろん、我が国への寄港を維持するために一定程度コンテナ量を集めなくてはなりません。コンテナ船が大型化していく潮流の中、船会社がスケールメリットを追求し、貨物量を重視している点も影響しています。そうした環境下において、我が国の国際基幹航路の便数は、よく東アジア内で比較されています。上海港、釜山港への寄港は週当たり五十便程度あるのに対し、京浜港では二十便程度と差を空けられています。その上で、基幹航路の便数維持拡大は重要でありますが、コンテナ取扱量と併せて、何を運ぶか、コンテナの価値も非常に重要な観点だと思っています。コンテナ量と併せて、何を運ぶか、高付加価値貨物と言われる質も重要だと思っています。そこで、お伺いいたします。日本経済そして産業にとって国際基幹航路を維持拡大していくことの重要性をどのように認識されているのか、コンテナの質の観点も併せて御説明をいただきたいと思います。」 「次に、東京港の渋滞対策について伺います。コンテナ船が大型化する中、東京港のコンテナ取扱量は着実に伸びています。京浜港では昨年度の速報値で八百三十万TEUありまして、そのうち東京港は五百十万TEUを占めています。一方、足下に目を移すと、コンテナを出し入れするためのトレーラーによる交通渋滞が慢性化をし、待機時間が二時間を超えるなど非常に問題となっています。また、国際コンテナ戦略が順調に成果を上げれば、更にこの渋滞悪化の懸念が増大するというふうに思っています。この東京港周辺は、来年開催される東京二〇二〇大会の関連施設も密集をしています。大会運営に加え、港湾物流にも支障を来すのではないかと懸念されています。そこで、お伺いをいたしますが、東京港における交通渋滞対策は現在どのように行われているのか、お聞かせください。」 「続きまして、洋上風力発電の導入促進についてお伺いをいたします。洋上風力発電は、我が国において再生可能エネルギーの導入を進めていく上で重要な電源であると認識をしています。しかし、二〇一八年において、我が国の再エネ発電比率は、データによりますと僅か一六%で、三〇%を超える国も存在している観点から見れば、まだまだ途上段階にあると思っています。今回の審議に際し、一昨日の鹿島港と、それとは別に私は秋田港も視察をいたしましたが、風力発電設備のそのものの大きさに圧倒されました。発電設備はあれほどの重厚長大な資材を必要とするわけですけれども、その設置、また維持管理を行うための基地港の整備が必要不可欠だというふうに強く認識したところであります。そこで、お伺いいたしますが、海洋再生可能エネルギー発電設備における基地港湾の必要性を御説明いただきたいと思います。」 「続きまして、洋上風力発電を担う事業支援について質問をしてまいります。今回の基地港湾の整備の重要性は今御説明いただきましたけれども、それと併せて、国内産業の育成も重要であると認識をしています。視察の際にも、事業者さんからは、部品調達に始まり、設置、そして維持管理までと、長期にわたって事業を担っていくとの説明を受けました。関連産業への波及効果や地元産業との連携に伴う雇用創出など、風力発電事業、産業の裾野の広さを御説明いただきました。しかし、そうした設備の主要部材また製品は海外製がほとんどで、国内メーカーが後れを取っていると認識をしています。国内産業育成、そして産業政策の観点からも、洋上風力発電導入の意義を御説明いただきたいと思います。」 「次に、発電設備の安全性の確保についてお聞きをいたします。視察をされた皆様には御案内のとおりでありますけれども、この風力発電設備はとにかく大きい。ブレードと呼ばれる回転する羽根の直径は二百メートル近くにもなる設備となるわけですけれども、現地で風速についてお聞きしたところ、風速五十メーター程度まで耐えられるというふうにもお聞きをいたしました。今後、これらの設備を導入していく上で、日本の自然条件に適した安全性を確保することが重要であると考えています。我が国で発生する台風や地震といった自然現象に対する安全性をどのように確保していくのか、御説明をお願いいたします。」 「続いて、港湾の災害時に果たす役割について一つ質問したいと思います。今年は、台風十九号を始め災害が多発しており、日本各地に甚大な被害が生じています。被災地では、瓦れきなど発生した大量の災害廃棄物の処理が課題となっています。先日の報道では、コンテナの鉄道輸送による廃棄物の処理も取り上げていました。三年前の熊本地震では同様の問題が生じていましたが、港湾エリアの二次仮置場としての利用や、そこで分別された木くず等の広域的な処理が、海上輸送が活躍したというふうに聞いております。熊本地震における港湾の災害廃棄物の対応と、今回の台風被害を受けた取組について御説明いただきたいと思います。」 「最後の質問に参ります。以前、東京港を視察した際、国交省の直轄事業で整備された臨港道路南北線の沈埋トンネル工法という非常に高い技術を拝見をさせていただきました。海底に沈埋函というものを沈めてトンネルを通すわけですけれども、そのつなぎ合わせる誤差が数センチも許されないという大変高い技術に驚かされました。一方、昨年、国交省では、PORT二〇三〇ということで中長期政策を示されています。こうした先を見据えた港湾政策は本当に重要だというふうに思っています。その中において革新的な技術を用いた政策も記されていましたけれども、先ほどの高い土木技術の伝承や、またそういった技術に携わるような人材の確保が重要だというふうに思っています。最後に、赤羽大臣へ、今後の港湾分野における人材の確保と育成についてお伺いをしたいと思います。」


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