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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名杉久武(公明党)

2021年4月23日

委員会名参議院 災害対策特別委員会


「最後に、小此木大臣にお伺いをしたいと思います。今回の法改正では、災害対策本部の見直しの一環として、非常災害対策本部長については防災担当大臣から内閣総理大臣に変更し、新設される特定災害対策本部については防災担当大臣を長とすることとして、併せて防災担当大臣を必置化することとしております。二〇〇一年の省庁再編による特命担当大臣の制度導入以降、防災を担当する大臣は事実上設置され続けてまいりましたが、昨今の災害の激甚化を鑑みれば、防災を担当する最高責任者の必置化は防災への取組が制度面でしっかり担保されたものと考えております。一方、若干気になるのが、非常災害対策本部、担当大臣から内閣総理大臣に変更するという点であります。非常災害対策本部は過去十年間超を考えても防災で八回設置されておりますが、この三年間は毎年設置されており、それだけで大規模な自然災害が毎年のように発生する時代に突入していることを鑑みますと、ただでさえ職責の重い総理大臣に、まして現下のコロナ禍で激務が続いている中、新たな責任の追加というものは果たして妥当なのかと、いささか気になっているところであります。もちろん、大規模災害だからこそ総理大臣が本部長となって陣頭指揮を執るのだという考えは理解をいたしますが、総理の職責に新たな負荷を掛ける以上は、総理をしっかりサポートする体制が盤石でなければならないというように思います。今般の法改正では、非常災害対策本部の構成メンバーが関係閣僚となっておりますが、言うまでもなく小此木大臣にはその先頭に立っていただき、総理を万全に補佐をしていただく必要があると思います。そこで、小此木大臣に質問いたしますが、防災担当大臣の必置化及び非常災害対策本部長の内閣総理大臣への変更理由について確認するとともに、今回の法改正によって防災担当大臣として総理をどのように補佐されていくお考えか、大臣の決意をお伺いしたいと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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