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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名杉久武(公明党)

2021年4月23日

委員会名参議院 災害対策特別委員会


「次に、今般の法改正の目玉の一つとして、避難勧告を廃止して避難指示に一本化することがございます。これは、従来避難勧告を出していたタイミングで避難指示を発表するものでありまして、避難を促す情報をより分かりやすく整理し、住民の逃げ遅れを防ぐことが目的でございますが、災害対策基本法で規定する避難勧告や避難指示の見直しは一九六一年の本法制定以来初めてのことであります。現在の避難勧告と避難指示は共にレベル4とされており、違いが分かりにくいとの指摘がございました。内閣府が昨年一月に、二〇一九年の台風十九号で人的被害があった市町村の住民約三千人を対象として行ったアンケート調査によりますと、避難勧告・指示の内容を両方正しく認識していた方は一七・七%にとどまり、避難勧告と避難指示の違いが十分理解されていないことが明らかとなったわけであります。また、避難を開始すべきタイミングを、本来の避難勧告ではなく避難指示であると誤って認識している方が四人に一人、二五・四%あったとのことでありますので、被害を最小化するために重要な要素は対応の明確化であることを考えますと、本法の改正は実態に即した見直しになっているものと高く評価をしております。他方、今般の避難情報の運用変更は、現在行われている五段階の警戒レベルでの運用の開始から二年での運用変更となることから、混乱を起こさないよう、国民への周知を図っていくことが必要でありますが、かといって時間を掛けるわけにも当然まいらないわけであります。地震災害などは突然やってまいりますし、出水期のことを考えますと、梅雨入りまであと一月半と迫っている状況であります。そこで、内閣府に質問いたしますが、避難情報の運用変更については迅速かつ徹底して周知を図る必要があると考えますが、内閣府としてどのように取り組んでいくのか、伺いたいと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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