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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

発言の詳細を表示します。


議員名泉健太(国民民主党)

2019年6月12日

委員会名衆議院 経済産業委員会


「国民民主党は生活者の側に立つ政党でもありますので、経済産業はさまざまな分野がありますけれども、きょうは、野球の用品の安全性ということについてちょっと取扱いをさせていただきたいと思います。私も地元ではいわゆる少年野球ですとかの連盟の顧問ですとかをさせていただいていまして、やはり子供たちの事故をどうやって防いでいくのかということについては、プレーのダイナミックさですとかそういったものとのバランスというものがあると思うんですが、特にやはり重大事故は防いでいかなければいけない、どのスポーツにおいてもそうだと思います。特に、接触が多いスポーツ、危険なわざがあるスポーツというのはどうしても事故も多くなるわけですけれども、そういうものを、時代に合わせて、技術が進歩したり、そして考え方が変わっていく中で、防げる事故はやはり防いでいこうという流れがありますので、ぜひそういったことを各スポーツの分野でも取り組んでいく、これはオリンピックに向けても多くの国民がスポーツに関心を高めているときだからこそ、悲しい事故が起こってはいけないというふうに思っておりますので、きょうは質問をさせていただきたいと思います。ちなみに、大臣は、野球、御経験ですとかあるいは観戦をされるとか、そういうことはございますか。」 「恐らく、以前見られていた野球と、今、特にプロ野球の世界ですね、大きく変わっているのは、ヘルメットに装着をされているフェースガード、Cフラップという言い方もするようですけれども、このフェースガードをつける選手が大変ふえてきたということにあると思います。これはメジャーリーグでも、有名な選手が最近、この数年間つける傾向が広がって、日本のプロ野球でも、例えば巨人の原監督なんかは、ピッチャーにもし何かがあってはいけないからということで、フェースガードをつけなさいということを言ってみたりだとか、いろいろな形で広がってきております。皆さんも、最近のプロ野球を見ていると、フェースガードという、顎のあたりを覆う、新しいプレートのようなものをつけたケースを見ることがふえていると思います。プロの選手は、御自身の体が財産でありますから、やはりそれを守るためには、膝から下のすねのあたりのレガースだとかあるいは手を守る手袋だとか、やはりいいものは取り入れていくという考え方があると思うんですね。そういう中で、プロの選手が取り入れているフェースガードなんですが、実はアマチュアの世界では、これはむしろつけることができない、禁止されているという状態にあるということなんですね。この辺のことをきょうはちょっと取り上げさせていただきたいということで、質問させていただきます。不思議ですよね。プロが許されているけれども、アマチュアは、より、例えば反応のスピードだとか動体視力だとかいろんなことを考えれば、アマチュアこそ体を守るルールというのは厳しいというのが世間一般の皆さんが考えられることではないのかなと思うわけですが、そうではなく、プロがつけているものをアマチュアがつけられていない、こういう状況にあるということですね。どうしてかといいますと、アマチュアの野球、例えば高野連ですね、高校野球を主催している高野連ですけれども、この世界では、ヘルメットは、安全基準であるSGマーク、これはまさに経済産業省の世界ではあるわけですが、製品安全協会という、経済産業省がある種これまで所管してきた一般財団法人があるわけですが、この団体の出しているSGマークの安全基準を満たして、シールの張られたヘルメットでなければアマチュアでは使えないということになっている。このSGマークのついたヘルメットに附属品をつける、要はこれは改造に当たるということになりまして、SGマークのついたヘルメットに附属品がつくと別物になってしまうので、このSGマーク基準をトータルとして満たさないという判断にされてしまう。その結果、もしこのヘルメットが例えば製品の不備で割れてしまったとしてもそれは賠償の対象にならなくなるので、高野連としては、こういったSGマークのついたヘルメットに附属品をつけてはいけないというか、それは補償の対象外になるのでだめだ、こういう理屈になってしまっているわけであります。であるならば、そろそろいろんな形で見直しをしていくべき段階が来ているのではないかということで、私はきょう質問させていただきたいと思っております。まず、きょう、文科政務官もお越しいただいております。高校野球や大学野球を統括する日本学生野球協会、また社会人野球の日本野球連盟、主に硬式野球の方ですね、これについては、SGマークをつけたヘルメット以外の使用を規則では認めていない。これは一九七四年にさかのぼるそうですが、この経緯、経過について改めて、当時のことをおわかりになるようであれば、経産省若しくは文科省、どちらかでも構いませんので、お答えいただきたいと思います。」 「ここで、そうしますと、経産省にまず聞きたいと思いますが、平成の時代で構いません、過去三十年間の、SGマークをつけた野球のヘルメットによる補償の件数を教えていただきたいと思います。」 「文科省はこのSGマークのヘルメットの補償件数というのは恐らく把握されていないと思うんですね、こういう切り方では。私は、経済産業省にやはりお伝えしたいというか、製品安全協会にもお願いしたいのは、示談の中身云々ということにまで踏み込まなくても、例えば補償総額だとかあるいは補償件数、これは例えば、学校事故に関する文科省のスポーツ関連の共済があると思うんですが、ここなんかもトータルの額だとか件数というのは発表しているんですね。やはりそういうところは情報開示をしていただく必要があるんじゃないのかなというふうに思います。何も個別、一個一個の補償額が幾らかということを国民は知ることはできなくても、やはり、どれぐらいの補償がどれぐらいの件数で行われているのかということは可能な範囲で出していただくということが望ましいと思いますので、今後、ぜひお願いをしたいと思います。実は私も、ヒアリングを受けて、製品安全協会から野球ヘルメットの基準について紙をいただいております。この基準は、頭蓋骨骨折を防止することが重要な目的となっているというふうに書かれております。このそもそもの野球ヘルメットの目的そのものも、恐らく、フェースガードをつけるとなれば、それは頭蓋骨骨折ということだけがヘルメットの目的ではなくなるのではないのかなというふうに思うんですね。顔面の骨折を防ぐためということであったり、あるいは、頭蓋骨骨折だけではなく脳振盪ですとか脳障害ということについても踏まえる必要があるのかなと思うんです。現段階、私が製品安全協会からいただいている資料では、同基準は、頭蓋骨骨折を防止することが重要な目的となっているというふうに書かれておりまして、この辺の目的というのは誰がどう決めたのか、そして変えられる可能性があるのかということについて伺いたいと思います。」 「今、製品安全協会から伺った話と言われましたけれども、改めて、これは経産省、お答えいただければと思うんですが、製造者ですとか関連団体ですとか学識経験者が集まるわけですが、これは誰でも発議できるものであるという理解でよろしいですか。」 「民間、民間とおっしゃられますが、安全協会には経産省の御出身の方もおられますし、非常に密接なかかわりがあるんじゃないですかね。これまでもずっとそうやってやってきたと思いますよ。こういうところだけ役所からある意味何も言わずに民間ですからと言ってしまったら、肝心な消費者の命があるいは体が守れないということになるんではないかと思います。私はぜひ、こういったヘルメットの、改めて、フェースガードも含めた、頭部といえば顔の部分も含めた安全性の確保について議論をしていただきたい。それをやはり経産省の方からも、きょうこういう指摘があったということはぜひ伝えていただきたいというふうに思います。私も調べましたら、スポーツ庁の方から、平成三十年の委託事業で、学校でのスポーツ事故を防ぐためにということで、スポーツ振興センターの方で調べていただいた資料があるんですね。中学生、高校生の部活動を見てみますと、野球が対象者が多い、やっている選手が多いということもあるんですが、特に目の障害と歯牙障害、ここの障害を受けた生徒の数が飛び抜けて多いということになっていまして、やはりこれはボールが当たるということが一つ要因ですね。いろいろな当たり方があると思うんですが、歯牙障害という意味では、やはり顔面にボールを受けるということがあるわけでありまして、そういった件数も非常に多いということがあります。そういった意味では、私は、文部科学省も、やはり部活動という観点からいえば、当然ながら、ヘルメットの形状、これまでは頭そして耳、それを守るためのヘルメットだったというところが、こうしてプロ野球の世界が変わってきている状況の中で、たくさんの親御さんたちも、こういうものを使えないんだろうか、本当は子供の顔を守りたいのにという思いを持っている方はおられるはずなんですね。そういった意味では、やはりこれまでのヘルメットの概念だけでこれからもいくということではなくて、改めて、顔全体のけがを防止するために形状について改善を促す、私は、文部科学省にこそそういう立場、役割があるんじゃないかと思いますが、政務官、いかがでしょうか。」 「その安全対策というのが、これは文科省にぜひ御認識いただきたいんですが、陸上の世界であれば陸連もあるでしょう、今は、鉄剤注射の問題もやはり陸連に自主的に取り組んでもらうという形がある。スポーツに関連する不祥事云々ということについて言えば、最近は、スポーツインテグリティーでしたっけ、そういう形で、各団体の自主性ということも十分踏まえなければいけないというふうに思っています。一方で、高野連ですとか中学野球ですとか大学野球、これはもう特に学校の現場でも、学校の管理のもとで行われているスポーツということでもありますので、そういった意味では、やはり、今の基準、今の道具の中での安全対策を十分やってくれというのはそのとおりかもしれない。しかし、時代がどんどん進展して新しい器具が開発されているときに、基本的に、事故を防げる手段があるんだけれどもまだそれがルールとして使用が認められていないという状態は早く解消していただく必要があるのかなと。全員に一律課すかどうかというところはあるかもしれませんが、せめて、そういうものも使用できるという、選択肢を認めていくということは私は大事なことではないのかなというふうに思っています。ぜひ、そういった意味では、既存の、例えば野球でいえば確かにいろいろな対策が打たれていて、例えば高野連、二〇〇一年には打撃投手のヘッドギア着用を義務化した。あるいは、最近は甲子園を見ていても、女子部員がグラウンドを動き回ることも出てきました、そういうときのヘルメットの着用ですとか。あるいは、昨年三月ですけれども、高野連だとかが集まって、練習中に野手にバウンドしたボールが飛んでくるときに、それに気をつけるためのフェースガードの着用も勧めたということになっている。ただ、先ほど繰り返しありましたように、練習ではいろいろなものをつけられても公式戦ではこのSGマークのついたものしか使えないということになっているところもあって、結局は、このフェースガードもつけられない。練習ではつけていたとしても公式戦ではつけられないとか、こういうあたりというのもやはりこれから見直していく必要があるのではないかというふうに思います。それで、先ほどから一般財団法人ですからという話があるんですが、当然ながら、このSGマークの基準を変えていくという意味では、さまざまな関係、ステークホルダーが集まるわけですが、例えば、野球用品専門部会野球用ヘルメット委員名簿というのがありまして、一つ一つそういう形で、スポーツ各社、用具の各社ですとか、あるいは連盟だとか学識経験者だとかが集まるわけです。例えば、二〇一六年の委員名簿を見てみても、軟式野球連盟とソフトボール協会はおられるんですが、ここには硬式野球の連盟の方が入っていないとか、使用者団体というところがあるんですが、保護者とか実際に使っている方々、そういう方々の声やあるいは事故を経験した方の声だとか、私はやはりそういうものも入れていただきたいなというふうに思います。ぜひ経済産業省の方からはそういうことも、学識経験者、使用者、関係事業者、検査機関、官庁、官庁についても、例えば二〇一六年のヘルメット委員のところには経済産業省からは二名も入っているんですね。ですから、あちらさんがやっていることだから関係ないとは、これは言えない話なんです。ちなみに、二〇一六年のときには、経済産業省商務情報政策局商務流通グループ製品安全課、そして日用品室、こういうところが実際にこの委員に入っていますので、やはりこれは皆さん方から私は発議をしていただきたいと思いますが、いかがですか。」 「実は、今まさに文部科学省から意見を聞きながらというお話がありました。学校での事故防止、学校管理下における部活動の事故防止という観点でいえば、こういう野球用ヘルメット委員の中に経産省から二人入られるのであれば、私は、文科省からも入っていただくべきではないのか、スポーツ庁でよいと思いますけれども。それについて、文科省、いかがですか。文科省が入りますと言えば入れるものではないと思うんですが、私はぜひ文科省にもそういう意識を持っていただきたいと思いますが、いかがですか。」 「次回、子供の安全に大きくかかわるヘルメットについての議論が再開をされる、スタートをするということであれば、私からは、経産省が文科省の意見を聞いて、それをこの場で議論の俎上にのせるという方法もあるかもしれませんが、わかりやすい形で言えば、やはり積極的に、文科省、スポーツ庁、ぜひこういったところにも参加できるようにしていただきたいなというふうに、改善の提案をさせていただきたいと思います。そして、もう少し細かいことを皆さんに知っていただきたいと思うんですが、この製品安全協会からいただいた野球用ヘルメットのSG基準というもの、これを見ますと、どんな安全基準になっているかといいますと、具体的には、硬式球の場合、時速でいいますと百八キロの球が当たったときに受ける瞬間の加速度が二千五百m/s2、そういう基準になっている。百八キロの球が当たったときに受ける衝撃でヘルメットの安全基準がつくられているというんですね。これは、野球を知っておられる方だったら、恐らくぽかんと、おい、どういうことだという話になると思います。同じく、文書にはこう書いてあるんです。剛速球の直撃に耐える強度とはなっておらず、適切な回避動作により衝撃を緩和することが重要であると。製品安全協会からの説明で、回避してくださいということが書かれている。もろに当たったら耐える強度とはなっておらず、これ、どうですか。確かに、安全性に加えて使いやすさが求められており、それはまあそうでしょう。がちがちに動けないようなヘルメットをつくれとは言いません。しかし、今、高校生でも百三十キロ、百四十キロ、当たり前ですよ。岩手の方では中学生で百六十キロでしたか、そういう時代の中で、私、基準が百八キロの球が当たったときというのは、なぜこうなのかと。恐らく、もしかしたら答弁では、アメリカの基準でも六十マイル、九十七キロのボールを当てて云々という話が出てくるかもしれない。それはそれですよ。しかし、やはり、日本としてこの百八キロ基準というのは、恐らくこのことを国民の方々が知ったときにはおよそ納得できないということになるのではないのかなと思います。そういった意味で、経済産業省、ここの基準、これは根拠があるのかないのか、そして、この根拠についてはやはり変えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。」 「これは本当に、この野球というものを仕事にしている最も能力の高いプロ野球の方々がよけ切れないから、フェースガードをつけているわけですね。初心者も含めてたくさんの野球をする青少年がいるアマチュア野球の現場では、それがつけられない。しかも、今、SGマークのついているヘルメットだということで大層立派なように聞こえますが、その基準は百八キロのボールを当てたときであって、そして、剛速球と書いてありますが、別に百三十キロ、百四十キロは剛速球じゃないですよ、速球ですよ。その速球が当たったときには直撃に耐える強度とはなっておらずと、SGマークをつけている製品安全協会が認めている。もしかしたら、当時のヘルメットの製造技術ではそうせざるを得なかったかもしれません。そのほかにも、例えば総重量は八百グラムを超えないだとかいろいろなことがあって、制約があったかもしれない。しかし、今、いろいろな素材の開発、軽量化、そういったものが進む中で、そろそろやはりヘルメット全体の見直しというものを真剣に検討するべきではないのかというふうに思います。その中で、今お話をしたような、顎を守る、顔面を守るフェースガードというものも、一体的な製造の可能性も含めて、ぜひこの基準のあり方の見直し。やはりそれは、野球をやっている人たちからすれば本当に笑われますよ。百八キロのボールの強度のヘルメットなのかという話になれば、これは今しているSGマークヘルメットも安全じゃないなということになってしまうわけであります。ぜひここは、基準を変えるということは、きょうのこの質疑を通じて経済産業省そして文部科学省も、きょうも恐らく野球の練習、どこかであるでしょう、試合もあるかもしれません、そういう中で、今SGマークのヘルメットをしている野球少年、少女たちが安全かどうかというのがわからないという状態になっているということを文部科学省もぜひ受けとめていただきまして、最後、文部科学省に、リーダーシップをとっていただきたいということを、改めて発言をいただきたいと思います。」 「経産大臣も今議論を聞いていただいて、経産省の役割、改めて大事だったということを御認識いただいたと思いますので、最後に一言だけ、もしあればお願いします。」


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