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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名柿沢未途()

2019年11月12日

委員会名衆議院 環境委員会


「環境省としてできること、できないことみたいなお話がありましたけれども、そういうことを言っている場合でもないと思うんですね。今や十代の女の子が学校を休んでこの話について世界に向けて訴えかけている、こういう時代ですから、ぜひ期待をしたいというふうに思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。この問題になると、日本がリードする、日本がリードすると口ではお経のように唱えるんですけれども、全然私は実態とかけ離れているというふうに思います。お寒い現状にある。お寒い中の一つが住宅、建築物の断熱性能の問題、中でも窓の問題だと思っています。お寒い状況にあるというのと同時に断熱性能が低いので、窓から冷気が入ってきて本当にお寒いというのが日本の住宅の状況なんですね。我が国は、住宅、建築物の省エネのおくれが著しい。省エネ先進国と過去の栄光を振りかざすのはお恥ずかしくなるような状況が今現在あります。もっと言えば、日本は主要先進国の中で、住宅、建築物の省エネでは最もおくれた国であると言ってもいいのではないかと思います。改正省エネ基準というのがありますが、一九九九年、二十年近く前の省エネ基準、毛が生えた程度のものにとどまっていて、この間、二度にわたって見直されていますけれども、住宅を含めた建築物の省エネ基準についてはほとんど変わっていない。しかも、二千平米以上の大規模なビルとか非住宅については基準適合が義務化されていますけれども、しかし、それ以外は、基準を満たさない住宅や建築物でも建てられてしまっている状況にあります。この二十年近く前からほとんど変わっていない改正省エネ基準というのはどのぐらいの基準かといえば、ドイツのパッシブハウス基準に比べると、建物の断熱性能を示す熱損失係数、Q値で二・七倍も違う。建物の機密性を示すC値について言えば、日本は基準値すら定められていない、こういう状況です。一枚目の資料の裏面をちょっと見てもらいたいんですけれども、建築家の松尾和也さんという方が試算したところなんですけれども、改正省エネ基準の東京に相当するのが、六地域、一番左側ですね、これを見ると、ドイツのパッシブハウス基準と比べると一次エネルギー消費量で六倍違う、こういう状況なわけですね。暖房負荷で見ると、一次エネルギーの比較以上に差が大きくて、トップランナー基準の性能をもってしても四倍、そして改正省エネ基準で六倍、こういう違いになっているわけです。これはすなわち、同じ温度を維持するのに四倍若しくは六倍のエネルギーを必要としているということにほかならないわけですよ。このお寒い状態の改正省エネ基準をせめて新築住宅については基準をクリアした住宅しか建てられないように義務化するというのを、何と、今の政府は、やるはずだった基準を先送りというか事実上断念してしまったんですよ。欧州の先進国のみならず中国とかでもクリアしている、こういう基準を日本ができないんですから、本当にお寒い限りだというふうに思います。結果、世界からおくれた断熱基準に新築ですら適合している住宅は半数以下でしかない、こういう状況になっているんです。この基準の義務化すら断念してしまった、こういう事実を大臣は知っていますか。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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