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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名柿沢未途()

2019年11月12日

委員会名衆議院 環境委員会


「事前にお伺いをしたときに、木製サッシを採用した公共建築物は三軒だ、この八年間でということをお伺いをしましたが、これは国交省が把握している範囲でおっしゃられているだけであって、他省庁、学校の話をしましたから、文科省の所管の建物で見事な木造の校舎とか、いろいろできていますね。こういうことについては、今、住田部長がおっしゃっていましたけれども、実は、他省庁のことは把握すらしていないというのが現状なんですよ。木材利用を公共建築物で推進しようと言っているにもかかわらず、結局、聞いてみたら、把握していないみたいな答えが返ってくるということは、私は、これも大変お寒い話だというふうに思います。ここの部分は、利用できるかどうか検討しながら、できるものはやっているみたいな答え方をしていましたけれども、私は、もっともっと広げる余地があるというふうに思いますし、伺ったところによると、例えば、飛行機の騒音の防止のそのためのサッシの改善、防衛省の予算とかで行われていたり、国交省の運輸関係の予算で使われていたりしますけれども、これにも樹脂サッシは採用されていても木製サッシは採用されていないんですね。気密性、断熱性が高いということは遮音性も高いということですから、本来ならばそういうところから広げていくことができるはずにもかかわらず、そうしたことがなされていないということについても、ぜひ改善をしていただきたいというふうに思います。既存のリフォームの話が小泉大臣から出ました。まさにこの話をしたいと思うんですけれども、既存住宅の断熱リフォームには大きな経済的な可能性があります。人口減少で八百万戸も空き家があって社会問題になっているのに、政府は今も、消費税増税対策とかで新築住宅への税制上の優遇を続けて、百万戸近くの新築住宅をつくり続ける、こういう政策を続けています。私は非常にナンセンスだと思っています。一方、ドイツの場合、今、全体の七六%がリフォーム、新築投資というのはわずか二四%しかありません。そして、注目すべきは、省エネリフォーム、断熱改修が全体の二六%、日本円にすると八兆円もあるということなんですね。しかも、この省エネリフォーム、断熱改修の需要というのは、ここ最近、意図的に政府によってつくり出されたものなんです。ドイツは、世帯数四千万戸に対してストック四千万戸、住宅が余らないように供給をコントロールされています。つまり、人口動態を確認しながら、世帯数と人口の増加している地域のみ新築を認めているということであります。新築住宅を制限するだけだと、建設産業の雇用、仕事が激減してしまいますから、そこで、ドイツは、新築住宅を減少させるタイミングと合わせて、リフォーム需要をふやしていく政策を意図的に同時に行っていったんです。二〇〇〇年代前半から、新築住宅への補助金や税制優遇がほぼ廃止されて、一方で、省エネリフォームへの補助金や税制優遇が手厚くされた。それにより、省エネリフォームの分野において建築、建設の雇用が新たに生まれて新築住宅の減少分をカバーできたということであります。ドイツがリーマン・ショック後に最初に打ち出した緊急経済対策も断熱リフォームの補助金の積み増しでした。そして、二〇五〇年には既存の住宅ストックを全て高断熱化する目標を立てて、さらなる投資を進めています。片や、日本。世界におくれた改正省エネ基準ですら、それを満たした住宅は既存ストックの五%にも満たないとされています。つまり、五千万戸以上の断熱リフォーム需要が存在しているということです。ここは、私は、建設業界にとっても大きなビジネスチャンスだと言っていいと思います。ここでまた木製サッシの話なんですね。三枚目のペーパー、ちょっと見ていただきたいんですけれども、私の知り合いの材木屋さんの社長さんが、未途さんの言っている木製サッシをやってみようということで、自宅のマンションの七階のお部屋のアルミサッシの窓に木製サッシの内窓を取り付けたんですよ。見てください、ビフォー・アフター。見え方は段違いですし、マンションのアルミサッシにつきものの結露もなくなって、断熱性、気密性も上がると、さっき言ったように遮音性も上がりますから、この間の台風で、暴風雨で外ではびゅうびゅう、ごうごういっているのを、実は、このお部屋の中ではほとんど気にならなかった。当の本人がびっくりしているぐらいのそういう性能なんですね。しかも、集合住宅のリフォームとなると、管理組合の合意がどうだとかなりますけれども、これは内窓ですから、つまりは、一戸単位のオーナーさんの判断で、管理組合を通さずにできるということになるわけです。マンションのアルミサッシの窓、どのぐらいあるかということを考えれば、巨大なリフォーム需要であり、巨大な木材需要になるのではないかと思います。私、ここに森林環境税の税源を使えばいいんじゃないかと思うんですよ。都市部にも森林環境税の税源が人口割で回ってきてけしからぬみたいなことを特に山の、林業地域の皆さんから言われますけれども、東京都も一億六千万ぐらいかな、税収が入ってくるんですけれども、こういう木材需要を川下でつくり出すというところにこの森林環境税の税収を使っていけば、これは川上も川下もウイン・ウインの関係で、木材需要の拡大をかなり飛躍的に行えると思うんです。きょう林野庁の長官も来られていますから、ぜひ御答弁いただきたいと思います。」


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