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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

発言の詳細を表示します。


議員名石田まさひろ(自由民主党)

2015/9/7

委員会名参議院 憲法審査会


「東京大学の三浦瑠麗さんという若手研究者が、「シビリアンの戦争」という刺激的な本を岩波書店から出しています。戦争は軍隊が起こすもの、それを文民統制によって抑制するというのがシビリアンコントロールの考えですが、この論文では、クリミア戦争、レバノン戦争、フォークランド紛争、そしてイラク戦争の過程を分析して、実際には軍が戦争に消極的なのに、政治家や国民が主導して戦争へ突き進むというケースがあるというふうに分析しています。それは、正義や歴史的正統性などの大義の下に国民が奮起し、民主的に政治を動かし、戦争を支持する一方で、軍は、戦争の勝利の可能性が読み切れず、何よりも犠牲を払うのが軍自身になるために消極的になるとまとめています。この考えには賛否いろいろとありますけれども、少なくとも、民主的な意思決定にも限界があり、専門的な視点や当事者の視点を含め慎重に決定をしなければならないことは確かだと思います。つまり、国の進む方向を間違えないようにするためには、民主的な政治の決定を、事後ではなくリアルタイムに監視し、かつそれを即訂正していくという力のある機関が必要だと考えます。この役割を二院制の下でより明確に参議院が担えないでしょうか。このためには、監視という視点では選挙制度を、そして訂正に関しては議会運営を抜本的に見直すことが必要です。」 「選挙制度については、今国会で、参議院の場合、都道府県単位の原則が崩れました。一票の格差の是正のためです。衆議院の選挙制度ならこのやり方は理解できます。しかし、参議院を先ほど述べたような監視という視点から考えると、衆議院と同じ原理で参議院選挙の制度を見直したところが問題となります。監視に適切な人物でどう院を構成するのかという視点で選挙制度を考え直すべきです。訂正という視点では、議会運営については拒否権について検討すべきかと思います。アメリカ大統領や日本の地方自治体の長にも拒否権がありますが、日本の国政は議院内閣制であって、内閣と国会が一体化している以上、決めたことを見詰め直すという機能が弱いと思います。そこで、リアルタイムな訂正の機能を高めるために、参議院は内閣や衆議院の決定に対する拒否権を強く意識した議会運営をすることが必要かと思います。このように、監視そして訂正という機能を果たすためには、いずれにせよ、参議院の議院内閣制の中での独立性を高める必要があります。この審査会でこの議論が深まっていくことを期待しています。以上です。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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